
ミネラルウォーターの性質を表す基準に「硬度」があります。
これは、ミネラルウォーターの中に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル(無機塩類)の総量を数値化したもので、1リットル当たりに含まれるミネラル分の重さ(mg)で表現されています。この硬度が一定の基準より高い(ミネラル分が多い)水を「硬水」、低い(ミネラル分が少ない)水を「軟水」と呼んでいます。
実はWHO(世界保健機関)が正式に定義する水の硬度は「石鹸との反応具合」を表すもので、意外なことに飲むことと関連しない基準で示されています。
日本国内で産出されるミネラルウォーターには硬度の低い軟水が多く、ヨーロッパ産には硬度の高い水が多い傾向があり、日本人の体質に軟水系がなじむ理由となっています。
水は、硬度が高くなればなるほど石鹸と反応し、泡立ちが悪くなるという性質があります。また、硬度の高い水を使っているヨーロッパの国々では、水道管ややかんなどに白い粉状の金属塩が付くといったことも起こります。
硬度はその水に含まれているカルシウムやマグネシウムの量を炭酸カルシウム量に置き換えたもの。カルシウム、マグネシウムのミネラル自体を示しているものではありませんが、適度な硬度の水は一般的に飲んでおいしく、体内に吸収されて血液の流れを良くするといわれており、通販や市販のミネラルウォーターには、大切な血液のサラサラ効果が認められています。

硬水か、軟水かという性質のガイドラインは、ミネラルウォーターを飲み分ける、使い分ける上で非常に重要な目安となるもの。製品には必ず明記されているので、通販などで購入する前には忘れずにチェックしておきましょう。一般的な基準としては、硬度100を基準に、それ以下を軟水、それ以上を硬水としています。最近は輸入品が増え、さまざまな硬度のミネラルウォーターが国内で売られるようになったことから、100~300までの水を中硬水と呼び、さらにきめ細かく区別されるようになりました。スーパーやコンビニの飲料水売り場や通販で売られるミネラルウォーターは、見た目こそすべて同じ透明・無色ですが、その性質や成分は産地などによって異なるもの。味や舌触りの違いといっしょに成分表示や硬度表示も確かめて、自分の好みや目的に合ったミネラルウォーターを見つけてください。
